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2月のトレードデッドラインはあまり大きな動きはないまま過ぎて行きました。先週あたりはいろいろと噂が立ち上り、最も多かったのはEvan Turnerを放出というのがいろいろなシナリオの中では最も多かったと思います。ただ最終的にはまだBynumの復帰を待って、その上でチームを評価したいということで大手術には踏み切りませんでした。
唯一あった動きというのがWarriorsからCharles Jenkinsというガードの選手をドラフト2巡指名権+現金という条件で獲得しています。まだ2年目の選手で昨年の2巡44位でドラフトされ、今年は6.2分の出場で1.7得点、0.4リバウンド、0.6アシストという記録を残している6-3の選手です。
Warriorsとしては少しでもサラリーを削りたい状況でシクサーズとしてはそれ程欲しかった選手とも思えないのですが、なんで獲得したんでしょうかね。ちなみに今日のHeatとの一方的な展開の試合でもまだ出場はしていません。
今回はBynumのこともあってどう動くのが良いのか判断がつかなかったところもあると思いますが、今回のトレードの噂で名前が出ていたTurnerはやはりこの先長くはないのかも知れませんね。
1巡2位というチームを何年も背負うべき順位で獲得した選手ですが、3年目の今年もたいした成長は見せていません。今年はIguodalaが出て行った事でスターターに定着したために、数字としてはキャリアベストの数字が多いのですが、チームを背負うだけの選手には程遠い状況です。
プレーの問題もたくさんありますが、それと同様に気に入らないのは彼の試合中に見せる態度です。
・自分がボールを持ってシュートに行ってミスした時などはやたらと審判に文句を言い、
・そのお陰でディフェンスに戻るタイミングが遅くなったり、
・自分のパスミスにも関わらずチームメートの動きを批判するようなジェスチャーを見せたり、
・ちょっと自分のシュートが入ると相手選手に生意気な口を聞いたり、
などなどあくまで外から見ているだけなので細かいニュアンスまではわかりませんが、彼のボディランゲージからはあまり良い印象を持った事がありません。
これでオールスターに何年も続けて選ばれるような実力があればまだ我慢も出来るのですが、オールスターなのは彼の頭の中だけですからね。
プレーではやはり身体能力の低さはいかんともしがたいな、と。Doug Collinsが以前バックコートのクイックネスがないことが悩みの一つと言っていましたが、たしかにHolidayも決してクイックネスが売りの選手ではないのでHolidayよりも更に遅いTurnerとのスターターコンビというのはなかなかドリブルで中に入ったりする事が出来ませんし、ディフェンス面でも相手にプレッシャーをかける程には至りません。
いくらTurnerが物足りないといってもこればっかりはこの年のドラフト選手の実力を呪うしかありません。2位の指名権が決定した時点で誰を取るかいろいろと議論を呼びましたが、前年のplayer of the yearのTurnerというのが大方の予想でした。
今振り返れば7位にPistonsのGregg Monroe,10位にPacersのPaul Georgeなどがいるのですが、こればっかりは仕方ないですかね。この時にこの二人のどちらかを指名していたら明らかにボロクソに言われている事でしょう。
Turnerの契約は今季を入れてあと2シーズン、その次の2014/15シーズンは8.7ミリオンのqualifying offerがあればという状況です。まあ今のような働きであれば来季で契約終了となるのではないでしょうか。というよりその前にこのオフあたりにトレードでも成立すれば良いのですけどね。
Turnerのドラフトは昔のShawn Bradleyほどではありませんが、それに続いてドラフト上位指名権でシクサーズが失敗してしまった一つの例になってしまいそうです。
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テーマ:NBA - ジャンル:スポーツ