フィラデルフィア 76ers, Eagles 応援日記

大学時代をフィラデルフィアで過ごして以来ファンになったNFLのEagles、NBAの76ersの応援日記です。

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(Eagles) Andy Reidの歯車はいつから狂ったのか

最終戦が終わった翌日、予想通りAndy Reidは契約1年を残して解任となりました。14年間チームを率いて130勝92敗という数字を残しました。プレイオフも含めると140勝になるようです。

イーグルスの歴史の中では最も勝利数の多いコーチでしたし、なにより14年間で9回プレイオフに出場し、NFC-Eastのタイトルを6回、NFCチャンピオンシップに5回出ているというこの安定感は現代のNFLにおいては希有な存在でした。ただこのチャンピオンシップに出るのはいいけど、1回を除いて全て負ける、というのがとてつもないフラストレーションになるのですけど。

14年とは本当に長いもので、ちなみにその間に同じフィラデルフィアの76ersの方はヘッドコーチがLarry Brown, Randy Ayers, Chris Ford, Jim O'Brien, Maurice Cheeks, Tony DiLeo, Eddie Jordan, Doug Collinsと8人のコーチが就任しています。更にNFLではReidの在任中に実に104人のヘッドコーチが変わったそうです。

14年間ヘッドコーチに居続けられた事が既にその有能さを表していて、今後同じように長期政権になるヘッドコーチはそうそう現れないでしょう。

そんな優秀なコーチだったReidな訳ですが、問題はやっぱり就任当初は若くて有能だったアシスタントコーチ達の入れ替えに失敗したことと、ここ数年の選手獲得の基準を変えた事の2点にあるように思います。

アシスタントコーチは就任当初の人材はほとんどが他チームでヘッドコーチなどになるために出て行ってしまいました。アシスタントコーチが出て行くのはリーグの常なので仕方がないのですが、それに代わる人材を発掘出来ませんでした。代わる人材といえば年齢を重ねたおじいちゃんばかりで、年齢も相当上だしいろいろやりにくい事もあったのではないでしょうか。

その最たる例がJim Washburnだったと思いますが、彼のやり方を完全に信頼してプレーさせる、という状況を作り上げる事が出来なかったという意味でもヘッドコーチとしては責任を求められるのでしょう。最後は腹心のJuan Castilloをシーズン途中でクビにするというつらい人事も実行せざるを得なくなりました。

コーチ人事でチームの歯車を最も狂わせたと言えばやっぱりJim Johnsonが病気で亡くなった時からではないかと思います。Johnsonが亡くなったのが2009年シーズンの前なのですが、その年から11勝、10勝、8勝、4勝と徐々に勝ち星が減っています。急遽McDermottがDCとなり、目がうつろになっていたのを思い出します。思えばそれでもこの頃はまだ幸せでしたね。

ここ最近になってDuce Staleyがコーチとして入ったり、Reid政権の初代スターターQBのDoug PedersonがQBコーチになったり、LBコーチにはMike Caldwellが入るなどもともとReidの元で選手だった人達がコーチとしてキャリアを重ね始めた所だったので、これらの若いコーチ達がもっと経験を積めば、またアシスタントコーチもチーム内から生まれるというサイクルが出来る所だったかも知れません。そういう意味ではあと3年くらい出来ていれば面白かったかもですね。ただ、NFLではその3年という時間はとてつもなく長い時間であることも確かです。

そしてもう一つの問題が選手獲得の基準が何か変わったように見えた事です。イーグルスと言えば30歳以上の選手とは契約をしない、獲得する選手は皆性格的にも非常に信頼できる選手、という基準が常にあり、チームにはリーダーシップを持ち、チームメイトから尊敬を集める選手達が常にいるのが普通でした。Jon Runyan, Hugh Douglas, Jeremia Trotter, Troy Vincent, Brian Westbrook, Brian Dawkinsなどなど数えきれません。

そんなリーダーと呼ばれる選手達もDawkinsのFA放出と共にいなくなってしまいました。DawkinsのFA放出は30歳という年齢を考えて契約しない、というもともとのチーム方針に従っただけ、という皮肉な結果になりました。その後DawkinsはDenverでスターターとなり、プロボウルにも選出され、こちらイーグルスはドラフト2巡を使ってもまともな選手を獲得出来ないというsafety不足にずっと悩まされています。

オフェンスはMaclin, JacksonのWR、McCoy, Celekと皆若くて元気があるのは良いのですが、負けが込み始めるとリーダー不在のチームはもう制御不能になってしまいました。かろうじてJason Avantがリーダーっぽい働きを見せましたが、これまでのリーダー達と比べるとまだまだという印象は否めません。

良くアメリカのスポーツではロッカールームに安定をもたらす存在の選手が重宝される傾向にあります。NBAなどはロスターに1人ほとんどプレー出来なくても良いからそのようなベテランを在籍させたりするのですが、普段はそのような選手のありがたみはわからないのですが、今年のイーグルスのように制御不能になるとそういう選手が何故重宝されるのかわかるような気がします。

ちなみに2009年といえばMcNabbがトレードで放出されたシーズンでもあります。この年Kevin Kolbがスターターとしてシーズンを開始し、怪我でVickがスターターとなり、驚異的なプレーでチームを引っぱりました。この時のプレーぶりで全員騙されてしまったのが不幸のはじまりだったんでしょう。

McNabb, Kolb, Vickという当時はとても贅沢なQBのラインナップでしたが、今やそのポジションもすっかり変わってしまいました。

14年前は「誰?」だったAndy Reidも今や時の人で今週中にもCardinalsのヘッドコーチに就任するのではないか、とも言われています。NFC-Eastに来なければどこでも構わないので頑張って頂きたいですね。1度成功した人もなかなか別チームで成功する例は少ないだけに、もし次のチームでもイーグルスのような勝てるチームを作り出せればその時には本当にAndy Reidの優秀さがわかるというものでしょう。

Reidさん、14年間お疲れさまでした。そしてありがとうございました。

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テーマ:NFL - ジャンル:スポーツ

コメント

明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします!

イーグルスもReidも新たな旅立ちの時ですね!ReidがKolbとタッグを組んで再び成功してもらえるような事になれば最高なのですが。
イーグルスも新HCが誰になるのか分かりませんが、とりあえず候補者の1人であるChip Kellyがどんな采配をするのか?明日のフィエスタボウルが楽しみです!

  • 2013/01/03(木) 15:33:43 |
  • URL |
  • taka #-
  • [ 編集 ]

今年もよろしくお願いします。

イーグルスは新しい時代の幕開けとなる年ですね。Kellyが今の所一番の候補なんですかね。カレッジはそれほど見る機会がないのでよくわかりませんが、オフェンスでは非常にクリエイティブだそうですね。フィエスタでどんなプレーを出して来るのか楽しみです。

  • 2013/01/04(金) 00:27:48 |
  • URL |
  • yogi #-
  • [ 編集 ]

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