フィラデルフィア 76ers, Eagles 応援日記

大学時代をフィラデルフィアで過ごして以来ファンになったNFLのEagles、NBAの76ersの応援日記です。

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(76ers)Doug Collinsはどうなのか?

さて、選手のレビューは一息入れて、今日はシクサーズのコーチ候補のDoug Collinsについて過去の成績を見てみたいと思います。これまでいろいろなコーチ候補の名前が取り沙汰されてきましたが、なんか結局この人がコーチになるような気がします。昨年もいろいろあったけど、最終的には当初から候補の筆頭と見られたEddie Jordanに決まりました。今年は選択肢をいろいろ拡げていて、それ自体は良いと思いますが、Collinsとはインタビュー後も頻繁に連絡を取っているなんていう報道もありますし、昨年のやり方を見ても最終的にはCollinsに決まるような気がするのです。でも完全なヤマ勘ですが。

Collinsは現在解説者として活躍していてテレビで言っている事は至って常識的であり、変に受け狙いのような発言もなく、好感が持てます。逆にあまりクセがないのが面白くないと見る人もいるかも知れませんね。

76ersのコーチになりたい、とアピールしてきたCollinsですが、1973年にドラフト1巡の1位指名で76ersに入団しています。その後8シーズン76ersでプレーし、うち4シーズンでオールスターに選ばれています。私は選手時代の彼を知らないのですが、そんなゆかりから76ersのヘッドコーチのポジションには並々ならぬ興味があるのでしょう。

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そんな彼のヘッドコーチの経歴は86-87年シーズンのBullsからはじまっています。合計で8シーズンのヘッドコーチ経験がありますが、うち5シーズンでプレイオフに出場しています。Wizardsでの2シーズン、及びPistonsの最後のシーズンはプレイオフを逃しています。

プレイオフを逃しているシーズンは当然成績は黒星先行ですが、それ以外のシーズンではそれなりな勝率を残しています。プレイオフでも最高では88-89年シーズンにイーストのカンファレンスファイナルまで行っています。

ちょうどこの頃のBullsはMichael Jordanがブレイクする頃の年代になります。Collinsが就任した年がJordanの3年目のシーズンでこの年Jordanの平均得点は37.1点となり、その前の28.2点、22.7点から一気に得点を伸ばしています。これをJordanがもともと才能があったからと言うのか、Collinsがその才能開花に一役買ったのか、は難しいですが、その後JordanがWizards、Bobcatsで彼をヘッドコーチに呼んだ、もしくは呼ぼうとしているのを見れば、少なくともJordanに好影響を与えた事は間違いないでしょう。それにしてもこの年のJordanのFGAの平均は27本って尋常じゃないですね。

この86年シーズンは平均得点で20位、平均失点が2位となっています。ちなみにその前、Collinsが就任する前のシーズンでは得点が8位、失点が23位となっていて、これを見る限り明らかにディフェンス寄りの戦術に方向転換したのがわかります。ちなみに平均失点ではその翌年の87年シーズンではリーグ1位となっています。

BullsではCollinsの2年にはカンファレンスセミファイナル、3年目ではカンファレンスファイナルに進んでいますが、その3年目のプレイオフ敗退でもう一歩の飛躍にはCollinsでは無理と見られたのか、翌年からPhil Jacksonがコーチに就任しました。Jacksonも1年目は同じくカンファレンスファイナルで敗れていますが、2年目からはリーグ3連覇を成し遂げています。

CollinsがJordanがブレイクする頃のコーチだったとしたら、JacksonはちょうどPippenがブレイクする頃のコーチだったと言えます。

Collinsが次にヘッドコーチとなったのは95-96年シーズンのPistonsでした。この前の年は28勝54敗となんとも今年のシクサーズの27勝55敗とほぼ同じチームを預かっての船出となりました。もちろん選手の入れ替わりがあるので単純比較は出来ませんが、それでも前年ズタボロだったチームを46勝36敗まで立て直し、1回戦で敗れたものの、プレイオフ進出を果たしています。

この時のロスターの変更はそれほど総取っ替え、みたいな感じでもなく、コアはそのままに周辺の選手を変更、というようなものでした。ちなみにCollinsが就任した年はGrant Hillの2年目にあたり、これまたBulls時代と同じくスーパースターがブレイクする頃にコーチに就任しています。

その年はHillが2年目だっただけでなく、Allan Houstonが3年目、Theo Ratliffがルーキーという年でした。ちなみにMark Maconの5年目でもありましたが、これは知っている人ほとんどいないので気にしないで下さい。

Pistons1年目で46勝、そして2年目には54勝をあげてレギュラーシーズンの勝率も65.9%とCollinsのヘッドコーチ歴の中でも最高のシーズンを送っています。ただ、この最高のシーズンもプレイオフ1回戦で敗れてしまい、以降は彼のコーチ生活でプレイオフ進出はありません。

Pistonsにいた時も平均の得点、失点の順位を見ると、平均得点が1年目25位、2年目24位と低いのに対して、平均失点ではともに2位となっています。ここでもBullsと同じようにディフェンス重視で戦っていた証拠です。

最後はWizardsでの2年になりますが、この2年はCollins自身も自分の経歴では不本意な2年だったことでしょう。2シーズンともに37勝45敗とぱっとしない成績でプレイオフ進出もなりませんでした。

それでも就任1年目は前年の19勝のチームを引き継いでの37勝ですから良く頑張ったと言えなくもないのかも知れません。ただこの年はチームにMichael Jordanが復帰というか加入した年で彼の功績がどの程度なのか良くわかりませんね。Jordanともなれば彼が加入するだけで一気にチームを変える程のインパクトのある選手でしょうから。

ここでもチームの平均得点は1年目が21位、2年目が24位なのに対して平均失点ではそれぞれ11位、10位とそれなりな数字を残しています。ちなみにWizardsではこの2年を最後にチームを去っているのですが、その後を引き継いだのが我らがEddie Jordanでした。

Michael Jordanがいなくなるなど選手が変わったのもありますが、勝敗では前年の37勝から25勝に落ちています。平均得点は24位から18位にあがり、平均失点は10位から22位に落ちるという実にわかりやすいチームの特徴の変更が見られます。

ただ、平均得点、平均失点はどんなペースで試合を進めていくか、たとえば一時期のSunsのようにやたら早いペースで試合を展開すれば得点も失点も高くなります。そういう意味で48分間で何回くらい攻撃権があるか、という数字ではCollinsがコーチしたチームはかなり下の方に位置しています。要はスローペースの試合運びのチームが多いということです。

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攻撃権や守備権(という言葉があるかわかりません。たぶんないか)が100回あったとして得点、失点がどうなるかというOffensive Rating, Diffensive Ratingという数字で見てもどちらかと言えばディフェンスでの順位の方が高く、どちらかと言えばディフェンスを重視する戦いをするのは間違いなさそうです。ただ、それほど偏っている訳でもなく、だいたいバランス良く10位前後にいることが多いのが特徴です。

この比較的ゆっくりしたペースで戦う、というのはBulls, Pistons, Wizardsのどのチームにも言える事で、たぶんこれが彼のスタイルなのでしょう。今の76ersのロスターを考えた時にこれまでは早いペースで速攻を仕掛ける事がチームの強みとされてきました。特にIguodalaのオープンコートの強さはNBAでも随一だと思います。Tony DiLeoが指揮してプレイオフに進出した年などはその速攻こそが最大の攻撃オプションとして相手も警戒していたように思います。

そんな特徴を完全になくす事にはならないでしょうが、ディフェンスリバウンドを取った時でももう少しペースはゆっくりしたものになるのかも知れません。ハーフコートオフェンスに強みがあるとは決して思えないIguodalaには不利なスタイルになるでしょう。

ただその分走るのがつらそうなElton Brandには良い方向に働きそうですね。走らなくて良い分スタミナも温存出来るかも知れません。ただゆっくりとしたペースになって明らかに恩恵を受けるのはBrandくらいでしょうか。それ以外の選手は基本的に走れる若い選手が揃っていますし、基本的にはこの特徴は活かして欲しいと思います。

Doug Collinsがコーチになると決まった訳でも全くないのですが、ちょっと調べてみたくなったのでまとめてみました。Collinsがコーチに就任するとなったら私としてはそんなに興奮もしないけど、それなりにやってくれそう、というのが印象です。

少なくとも今年のEddie Jordanよりはずっと上に行けると思うのですが、何年もにわたって強いチームとして君臨出来そうかというとそこまではちょっと疑問が残ります。でもそうなるにはコーチだけでなく、タレントレベルも全く足りていないのが現状でしょう。

今週はドラフトロッタリーの順位を決める抽選も行われます。この順位によってはコーチ候補者の態度が変わったりすることもあるかも知れませんね。大事なドラフトでもあるので6月のドラフトの前までにはコーチも決める必要があります。

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